book
  • ドイツ語名

    Weißt du eigentlich, wie lieb ich dich hab?

  • 日本語名

    どんなにきみがすきだかあててごらん

  • 本を読んだ人の感想

    大切な人を心のままに大切にする、そん...


    大切な人を心のままに大切にする、そんな事を教えてくれる絵本です。
    小さなうさぎがまっすぐに表現する愛情を、大きなうさぎは優しく受け止めます。
    北アイルランド出身の作者Sam MacBratney が生み出したこの絵本は、ドイツではドイツ語だけでなくバイエルン方言にも訳され、愛され続けています。

    小さなうさぎは一生懸命高く飛び跳ね、「こんなにも君の事が好き!」と伝えます。しかし大きなうさぎはもっと高く飛び跳ねることができるのです。「僕だって君の事こーんなに好きだよ」と。

    このお話でとても微笑ましいのは、大きなうさぎがその大きな愛情で小さなうさぎの想いに応える所です。小さなうさぎは負けじと今度は精一杯早く走って見せますが、もちろん大きなうさぎにはかないません。

    二匹の愛らしい愛情表現は、親子関係をも思わせます。子どものまっすぐな気持ちを親は受け止め、さらに大きな愛情で包み返してあげるのです。

    反復表現を取り入れた文体はとても詩的で、読みやすさの中にも訴えかけるものがたくさんあります。なので何度読んでも新しい、素敵な物語です。

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