book
  • ドイツ語名

    Saltimbocca

  • 日本語名

    死を招く料理店

  • 本を読んだ人の感想

    イタリアの名物料理を表題にしたミステ...


    イタリアの名物料理を表題にしたミステリー作品です。

    ドイツ人小説家の「わたし」がローマにやってくる場面から、物語がスタートします。
    そして、あるトラットリアの店主に「この店を舞台にしたミステリーを書く代わりに、食事をさせてくれないか」と申し出ます(何とも調子のいい提案ですが、店主は「わたし」の申し出を快く受け入れてくれます)。
    ここから、小説を書く「わたし」と「わたし」が描いた小説が微妙に交差し合いながら・・・文体も構成もしっかりしていて、「さすがぁ、ドイツ人作家だな」と唸らせてくれます。

    しかし、逆も真なり、です。
    あまりにも四角すぎる文体が、イタリア料理の柔軟さにマッチしているのか、疑問に感じが部分も数多くあります。
    料理に関するドイツ語表現を齧りたいなら、お薦めできる一冊だと思います。

人気のドイツ語の本 TOP5