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  • ドイツ語名

    F 192 HAT VERSPATUNG

  • 日本語名

    国際特急延着

  • 本を読んだ人の感想

    私が大学卒業後に、広島の書店で見つけ...


    私が大学卒業後に、広島の書店で見つけて面白そうだったので購入しました(本のドイツ語名のVERSPATUNGのAはウムラウトです)。内容は推理小説です。巻末の注を合わせても80頁程度の本ですが、内容は巻頭にドイツの地図が有り、小説の流れが解り易くなっています。初級文法を完全にマスターした人で辞書が使いこなせる人であれば、一日2時間程度読んだとしてもそれ程の日数を要さず読み通せます。大学時代に、2年次以降のドイツ語の時間にメルヘンや寓話の様な物がテクストだったということで関心を失っていた人でも、この小説は短いながらもサスペンスがあり、楽しめます。言い回しも日常会話に近く、使われている語彙も1500語程度が判れば、辞書を引きながら読む楽しみが味わえます。偽造紙幣の運び屋や銀行強盗が列車の中に紛れ込んでいるというのは、スリルがあり、最後までに至る展開は痛快で、読み応えがあります。色々な文章に親しみたい人、ドイツ語の本を辞書を引きながら読み進めるということを楽しむ切っ掛けになる好テキストと思います。

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