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  • ドイツ語名

    Tonio Kröger

  • 日本語名

    トニオ・クレーゲル

  • 本を読んだ人の感想

    日本語訳は中学の時に読んで、窓ガラス...


    日本語訳は中学の時に読んで、窓ガラス越しにトニオが自分の好きな女性の姿を眺める場面は思わず涙が出ました。

    芸術家小説としてその晦渋さが厄介で、長い長い会話のところなどドイツ語で読んでも辟易しますが、細かい描写にはトーマス・マンらしく明確なイメージが湧き、やはり魅力を感じます。

    三島由紀夫や北杜夫、あるいは吉行淳之介といった様々なタイプの日本の作家に影響を与えたという点で、外国文学の中編のなかでも指折りのものでしょう。

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