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  • ドイツ語名

    Algebraische Zahlentheorie (Springer-Lehrbuch Masterclass), Juergen Neukirch (著)

  • 日本語名

  • 本を読んだ人の感想

    この本は、数論・数論幾何と呼ばれる分...


    この本は、数論・数論幾何と呼ばれる分野を勉強する人が読むための本です。この本は、整数環やイデアル群などを含む代数的な整数論や、Grothendieck-Riemann-Rochの定理や、少しではありますが代数幾何学で扱われる多項式の0点集合の有限個の共通部分を可換環の理論を用いたスキームという概念にも触れています。
    また、類体論や ζ関数・ L関数といった内容にもかなり触れています。
    特に、 ζ関数やL関数は非常に数論を研究する上で大事な量で、代数体の類数を調べたければ、Dedekindのゼータ関数の留数を見れば良いという一見ζ関数やL関数は解析的ではありますが、代数にも関係があるという意味で、ζ関数やL関数は興味が持たれる研究対象です。
    練習問題もたくさんありますので、初学者だけでなく、辞書的な 1冊を求めている研究者にも好かれるマニアックな本だと思います。

    配慮されており,練習問題も数多く収録されているので,初学者はもちろんのこと,この理論の基本的な事実が網羅された辞書的な 1冊を求めている研究者にも好適な書である.

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