book
  • ドイツ語名

    Milchgeld:Kluftingers erster Fall

  • 日本語名

    ミルク殺人と憂鬱な夏- 中年警部クルフティンガー

  • 本を読んだ人の感想

    海外のテレビドラマから、この作品の存...


    海外のテレビドラマから、この作品の存在を知りました。
    舞台は、ドイツ南部(たぶん、バイエルン地方)の田舎町。主人公は、恐妻家で不器用な中年男クルフティンガー警部。そして、この町で初めての殺人事件が起こって・・こんな感じで物語は進んでいきます。
    とにかく、笑えます。警部の愚鈍さに、妻の恐ろしさに。人間の機微が、ユーモアたっぷりに繊細に描かれています(ドイツ語の人物描写を勉強するには、うってつけの作品だと思います)。
    ドイツでは単語以上の意味を持っている「ミルヒゲルト(Milchgeld:牛乳代)」をタイトルに選んだのは、EU枠組みで苦境に立たされている地元の乳製品企業に対する著者二人(クルプフルとコブル)の地元愛からなんでしょうね。だからこそ、この作品を書きたかったのだと・・。

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