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  • ドイツ語名

    Lausbubengeschichten

  • 日本語名

    悪童物語

  • 本を読んだ人の感想

    ルードヴィヒ・トーマによる1905年...


    ルードヴィヒ・トーマによる1905年作の古典作品。第三書房から出ている「ドイツ名作対訳双書」というシリーズで読みました。「ドイツ名作対訳双書」は左ページに原文と註釈、右ページに日本語訳というレイアウトのシリーズで、大きい書店にしか置いていないのが難点ですが、素晴らしいシリーズです。

    トーマの『悪童物語』は、題名の通り「いたずら小僧」の物語。田舎物の主人公が、育ちの良いおぼっちゃんや、鼻につくお勉強大好きお嬢ちゃんをバカにする話が痛快。

    一方で、「悪童」として大人たちの顰蹙をかう主人公が、ときに母親への純粋な愛を見せる場面は思わずホロリとさせられます。

    ドイツ語は古いところもあるようですが、日本でいう明治時代に書かれたとは思えないほど読みやすく、気にはなりませんでした。

    LibriVox.orgというサイトに無料オーディオブックがあるのもgood。
    私はこれでリスニングの練習をしました。

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