book
  • ドイツ語名

    Musik als Klangrede

  • 日本語名

    古楽とは何か―言語としての音楽

  • 本を読んだ人の感想

    2016年に亡くなった、チェリストで...


    2016年に亡くなった、チェリストで指揮者のニコラウス・アーノンクールの主著です。

    『古楽とは何か』という題名で訳書も出ているのですが、入手が難しいことから、原書を購入して読みました。

    アーノンクールが書いた幅広い音楽論文を集成したもので、「過去の音楽作品を演奏するとはどういうことか」という問題が中心に据えられています。

    アーノンクールのドイツ語は、音楽用語や慣用句が出てくるため、やや難しいですが、文体は彼の演奏を彷彿とさせるような、理知的で歯切れの良いもので、なかなかの名文だと思います。

    アーノンクールが好きな音楽ファン、音楽演奏をする人には、ぜひオススメの一冊です。

人気のドイツ語の本 TOP5