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  • ドイツ語名

    Komm, Susser Tod

  • 日本語名

    きたれ、甘き死よ

  • 本を読んだ人の感想

    このミステリー、本当に面白いです!ウ...


    このミステリー、本当に面白いです!ウィーンに「人命救助」を賭けて鎬を削る2つの救急隊組織-救急センターと救急同盟-があるという設定(実際、ウィーンには幾つかの組織があるそうです)だけでも読ませてくれます。
    でも、何と言ってもこの作品の目玉は、主人公のブレナー、その人ですね。

    元刑事で、元探偵で、現在は救急隊員。
    頭脳明晰なのに注意力が散漫で、考えなければならないことがあると、逆に集中できなくて、つい他のことをやり出してしまう...超ランダウ思考の持ち主で、とっても魅力的な人間なんです。

    この人物を、元コピーライターで言語学の博士号を持つ著者が独特の言葉遣いで描くのですから、面白くない筈がありません。
    是非、ドイツ語でヴォルフ・ハースの言語世界を堪能してみて下さい!

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