book
  • ドイツ語名

    Die unendliche Geschichte

  • 日本語名

    はてしない物語

  • 本を読んだ人の感想

    ドイツの作家、ミヒャエル・エンデによ...


    ドイツの作家、ミヒャエル・エンデによるファンタジー小説です。日本でも『はてしない物語』として書籍化はもちろん、『ネバーエンディング・ストーリー』という題で映画も放映されました。

    物語は周囲から孤立した少年バスチアンが、不思議な書店で見つけた『Die unendliche Geschichte』という本の中に入りこみ、ファンタジーの世界で苦楽を経験し、成長を見せて現実世界に帰ってくる、というものです。

    大人も子供も楽しめる内容で、日本語で読むのももちろん良いと思うのですが、ドイツ語を少しでも齧っている方には是非原書を読んでもらいたいと思うのです。

    翻訳版にはどうしても訳者の意思が含まれます。日本語版は上田真而子さん、佐藤真理子さんのお二人によって訳がなされていて、緻密に練られた素晴らしい翻訳だと思います。しかし、原書を読むことで読者一人一人に広がる想像力は測り知れません。

    ドイツ語の持つどっしりとした重厚感や、それとは対照的にぼんやりした母音のみの発音、それらを物語と共に味わうことができるのはやはり原書ならではなのでは、と思います。とりわけエンデは、言葉の響きにこだわりを持っていた方のようです。
    どうしてこの単語を選んだのか、言葉遊びに注目するのも面白いかと思います。

人気のドイツ語の本 TOP5