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  • ドイツ語名

    Die Sünderin

  • 日本語名

    記憶を埋める女

  • 本を読んだ人の感想

    ドイツに限らず、キリスト教圏といわれ...


    ドイツに限らず、キリスト教圏といわれるヨーロッパ各国には、「七つの大罪」に材を取った文芸作品が数多くありますね。凄惨な殺人のシーンから始まるこのミステリーも、そんな作品群の中の一つといえます。

    殺人犯コーラ・ベンダーの妄想と虚言に振り回されながらも、彼女を知る叔母、隣人、被害者の父などの証言を繋ぎ合わせ、必死になって事件の解決に当たろうとする担当警部、検事、弁護士の面々。

    はたして、コーラにこのような陰惨な殺人事件を犯させた本当の動機は何だったのか。
    ドイツ語の書物に触れるとき、いかにキリスト教の関する知識が必要か、そのことを再認識させられる作品でした。(それ故、ドイツ語で読むことをお勧めしたい作品でもあります)。

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